2007年06月01日

5月22日、上野労基署抗議行動

 上野公園で野宿しているAさんは家屋の解体工事に従事したが、賃金は、一部を前払いされた以外は未払いのままになっていた。約束通りに払ってもらおうとすると、解体工事会社の社長は、「働きが悪い」などと難癖をつけ、行方をくらました。
 元請けを探し出し、そこから社長を見つけ、2ヶ月後に上野の労働基準監督署で交渉したが、社長は、「一緒に働いた全員(この人たちも不払い)を連れてこなければ払わない」などと言い放った。驚いたことに労基署の職員はその交渉の場に立ち会っていたにもかかわらず、それを黙認した。
 こんなことは許せないと、5月22日上野の仲間を中心に約30名で労基署に対する抗議行動が取り組まれた。当然だが労基署の課長は元請けに未払い賃金を支払わせることを約束した。
 「元請け責任」というのは「建設業法」(第41条)に明記されている、元請け業者が負うべき義務なのだ。
 野宿の仲間を食い物にするこのような業者や、本来このような業者を取り締まらなくてはならない労基署の怠慢を許しておく訳にはいかない。
 「ホームレス問題」とはホームレスの問題ではなく、働きたくても仕事がない、あるいは働いてもまともな賃金をえられない、つまり、失業と貧困の問題に他ならないだろう。
 これは優れて今日的な問題であり、野宿者運動だけで解決できる問題ではない、派遣やアルバイトなど立ち上がり始めた多くの仲間と共に私たちはこの問題に立ち向かっていく。
posted by 全都実 at 23:35| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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