2007年06月05日

6/2死刑反対集会・デモに参加

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 安倍政権の下で死刑執行が相次いでいる。長瀬法相は昨年のクリスマスに続いて5月にも死刑を執行し、現政権下での死刑執行は7名となった。国会開催中の執行は前代未聞のことだ。長瀬法相は在職中に「10人処刑する」と豪語しているとも言われ、予断を許さない状況が続いている。
 また、死刑や無期懲役などの重刑判決が増えている。2年後の裁判員制度導入を見込んで、重刑の実績を積み上げていこうとしているとの見方もある。マスコミを含め「悪いやつは死刑にしてしまえ」という風潮の中で、裁判員制度が導入されればそのような感情が判決の中に持ち込まれることになるだろう。
 現に、殺人事件の弁護をしている弁護士などに対する脅迫なども起きている。日弁連にも脅迫文が銃弾と共に送られてきたという。
 厳罰化によって犯罪が減っているんだろうか。「働きたくても仕事がない」「一生懸命働いても、まともに喰えない」こんな「生きにくい」世の中を変えていかなくては犯罪が無くなっていくことはないだろう。
 6月2日は綾瀬駅のそばで集会を行い、小菅拘置所の横を通るコースをデモした。山谷、隅田川からも沢山の仲間が参加した。
「戦争と死刑」国家による人殺しに反対しよう!。
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2007年06月01日

5月22日、上野労基署抗議行動

 上野公園で野宿しているAさんは家屋の解体工事に従事したが、賃金は、一部を前払いされた以外は未払いのままになっていた。約束通りに払ってもらおうとすると、解体工事会社の社長は、「働きが悪い」などと難癖をつけ、行方をくらました。
 元請けを探し出し、そこから社長を見つけ、2ヶ月後に上野の労働基準監督署で交渉したが、社長は、「一緒に働いた全員(この人たちも不払い)を連れてこなければ払わない」などと言い放った。驚いたことに労基署の職員はその交渉の場に立ち会っていたにもかかわらず、それを黙認した。
 こんなことは許せないと、5月22日上野の仲間を中心に約30名で労基署に対する抗議行動が取り組まれた。当然だが労基署の課長は元請けに未払い賃金を支払わせることを約束した。
 「元請け責任」というのは「建設業法」(第41条)に明記されている、元請け業者が負うべき義務なのだ。
 野宿の仲間を食い物にするこのような業者や、本来このような業者を取り締まらなくてはならない労基署の怠慢を許しておく訳にはいかない。
 「ホームレス問題」とはホームレスの問題ではなく、働きたくても仕事がない、あるいは働いてもまともな賃金をえられない、つまり、失業と貧困の問題に他ならないだろう。
 これは優れて今日的な問題であり、野宿者運動だけで解決できる問題ではない、派遣やアルバイトなど立ち上がり始めた多くの仲間と共に私たちはこの問題に立ち向かっていく。
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2007年05月07日

4月30日、野宿者メーデー

2007年4月30日、全都実が独自によびかけた初の野宿者メーデーがとりくまれた。午前11時、新宿、渋谷、池袋、上野、山谷、隅田、堅川など都内各地かた続々と仲間が結集、そしてさまざまな支援も集まり、その数は予想を大きく上回る200名をこえた。仲間は机をひろげ、共同炊事のやりかたで皆で飯を準備し、集会にのぞんだ。
20070430-0.jpgフリーター労組、争団連、「持たざる者」、夜回り三鷹、などの連帯アピールをうけ、さらに各地の仲間の発言を確認、メーデー宣言を発して、デモに出発。
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デモではこの日のための横断幕や仲間自身のメッセージをかいたプラカードをひろげ、かつてない熱気と創意にあふれるデモとなった。
この結集はまぎれもなく、昨年以来の都庁での取り組み、そしてそれと結んだ西部、東部での取り組みの成果である。

メーデー後、渋谷のじれんの総会が西部圏の取り組みを確認する場として開かれ、一方、多くの仲間がフリーター労組がよびかけ、全都実なども賛同する「自由と生存のメーデー」に合流、不安定で不当な労働と生活を強いられている者として、多くの人々とともに声をあげた。
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大阪・長居公園でも「ビンボー・メーデー」が取り組まれた。

この日の成果をあらたな一歩とすべく、全都実は10日、厚生労働省への行動を仲間に提起した。
野宿者の闘いに、ぜひ、さらなる注目を。

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2007年04月03日

3月26日(月)、29日(木)の行動

 26日月曜日朝の都庁前情宣には約50人が参加してマイクでの訴えと、ビラまき。
 26日夕方の新宿中央公園での共同炊事には約190人ぐらいが参加、29日の150以上が参加、メニューは共にあんかけ。
 お花見の時期のため集まるアルミ缶はいつもよりかなり多い。ちなみにアルミ缶をみんなで持ち寄り、それを売って食材を買っています。
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2007年03月11日

2007.3.8 協働炊事

 協働炊事に集まった仲間たちは130人。同じ野宿の仲間たち。いつものように、ともに準備し、ともに食事をする。
 そして、さらに増えるであろう仲間たちのために、2台のテーブルを作った。こういった地味な作業の一つ一つが、仲間のつながりを作り、命を支え合う力となる。
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2007年03月07日

2007.3.5 都庁前行動と協働炊事

 月曜日は都庁行動の日。朝8時からの情宣行動に集まった仲間は40名以上。大阪市にも劣らない、東京都の野宿者の対する殺人行政ぶりを批判する。
 石原知事は2日の定例記者会見で、低所得者の住民税を免除すると発表したらしい。浅野元宮城県知事が出馬という状況で、選挙対策であるのは見え見えだ。「セーフティーネットが不十分な中で、ゆがんだ税制を放置すれば、社会の安定と活力が失われかねない」だそうだ。だったら、都レベルのセーフティーネットを何とかしたら?生活保護行政は自治体への法定受託事務ですよ?テントの野宿者を排除し、テントすら持たない野宿者には知らんぷり。野宿者への差別感丸出しで、野宿できないよう都の公園条例を改定するとまで言っていた。オリンピック招致や東京マラソンでも野宿の仲間が追い出されている。あんたが本気で貧乏人のことを考えているなんて、誰も思ってないよ。
 都庁前情宣の後の打ち合わせでは、東京西部圏での炊き出しの場所と時間を一覧にしたスケジュール表を作ろうという提案があった。これから野宿の仲間が増える時期。ギリギリのところで生き抜くための炊き出しの情報を、新しい野宿の仲間にも伝えよう。
 夕方からの協働炊事は、強風で人の集まりが悪く、110人強。食後のひととき。この協働炊事も参加者の多くが慣れたので、来週はテーブルを増やして作業をもう一ついれようと相談。
 貧困者、下層労働者、野宿者問題を「マニュフェスト」とやらに具体的に示す都知事候補はいないのかね。まあ、誰が知事になろうと、野宿の仲間たちは支え合って生き抜くしかない。
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2007年03月04日

今週の全都実

 2月26日(月)朝の都庁行動は約50人の参加。
 同日夕方、及び1日(木)夕方の新宿中央公園での共同炊事にはそれぞれ約170人、約130人の参加があった。メニューはいつものようにあんかけとサラダ。
 3月3日(土)隅田川では月1回行っている衣料放出を行った。12時に隅田川沿い台東区側にある隅田公園に集まった仲間たちはブルーシートを広げ、カンパで送られてきた物資をシャツ、上着、ズボン、などに分けて広げる。そのあとコーヒーで乾杯。実はこのコーヒーの紙コップの底に番号を書いた紙が貼り付けてあるのだ。その順番で一人3点ずつ物資を分けていく、みんなで整理してみんなで分ける。
 やはり下着類やタオル、石けん、歯ブラシなどが人気があり持っていったものは全て無くなった。ブログを呼んでいる皆さん!ぜひカンパを!!
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2007年02月17日

2007.2.8(木)-2.15(木)都庁行動と協働炊事

 先週から今週にかけての都庁行動および新宿中央公園での協働炊事の状況は下記の通りでした。
●2月8日(木)協働炊事。150人以上の仲間が参加。おかずはあんかけとサラダ。
●2月12日(月・休)協働炊事。190人以上の仲間が参加。おかずはあんかけとサラダ。
●2月13日(火)朝、都庁前行動。40人以上の仲間が参加。行動後の寄り合いでは、2月5日に強行された大阪・長居公園での行政代執行についての情報の集約、18日の「東京マラソン」開催にともなう中央公園内からの一時的な荷物の移動(範囲・荷物の移動先など)についての情報の集約、池袋の高速下で行われる「特別清掃」(当初は追い出し工事とセットで行われることが危ぶまれていた)の状況などについての情報の共有と確認が行われた。
●2月15日(木)協働炊事。140人以上の仲間が結集。おかずは、麻婆豆腐とサラダ。
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2007年02月05日

2007.2.5(月)都庁行動と協働炊事

 朝の都庁前の情宣行動には30人が参加し、順番にマイクを持ってリレートーク。今日は、大阪・長居公園の野宿の仲間たちに対し、大阪市が行政代執行による強制排除を明言している。これに対し、全都実に集う野宿当事者を含め、約20人が東京から支援に駆けつけている。東京に残った仲間も、都庁前で大阪市に対する抗議の情宣をした。
 夕方の協働炊事には、150人以上が参加して、定番メニューのサラダとあんかけを作り、ともに食事をした。
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2007年02月02日

2月1日(木)中央公園共同炊事

 2月1日(木)夕方4時より新宿中央公園ナイアガラの滝前での定例の共同炊事には約150人が参加。メニューはあんかけ。
 寄り合いでは大阪長居公園での強制排除に対して東京からも応援に行く事が確認され、シーツにみんなで応援メッセージの寄せ書きを行った。
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2007年01月29日

2007.1.29(月)都庁行動と協働炊事

 1月29日(月)朝の都庁前での情宣活動には約50人が参加して8時から9時まで1時間マイクでの訴えとビラまきを行った。
 夕方からは新宿中央公園で協働炊事。メニューはいつものように「あんかけ」だが、卵のカンパがあったため、溶き卵風にして入れた、好評。
 終わった後の寄り合いでは大阪の長居公園での強制排除問題が話合われた。本日、大阪市が記者会見を行い、2月5日に強制排除を行うと発表したとの事で、東京からも応援に行こうと提起される。
 終わった後、仲間が集まっているので行ってみると傷ついた小鳥をみんなで心配そうに覗き込んでいる、カラスにやられたという。カラスに見つからなそうな公園内の薮に放す。仲間たちはいつまでも心配そうに見守っていたが、他になす術なし。
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2007.1.22(月)都庁行動と協働炊事/1.25(木)協働炊事

 1月22日の朝の都庁行動には50名以上の仲間が参加。庁舎のガードマン問題については仲間より「前日、雨だったが、一度もおこしに来なかった」という報告があった。また緊迫する大阪・長居公園の状況を皆で確認した。夕方の協働炊事には190名もの仲間が集まった。
また1月25日の協働炊事は180名以上の仲間が結集した。
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2007年01月18日

2007.1.15(月)都庁前行動&協働炊事

 1月15日(月)朝の都庁前行動には、50名以上の仲間が参加。行動後には、カンパでいただいたザーサイと白飯、中華スープを食べながら小よりあい。大阪・長居公園での強制排除をめぐる情勢についての報告と共有などがなされた。
 夕方の協働炊事には、180名以上の仲間が参加。おかずは、仲間が持ち寄ったアルミ缶の売り上げで購入した肉を使った「肉入りあんかけ」。
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2007年01月11日

1月9日(月)〜10日(火)連続行動

 1月9日(月)、この日は休日だったが、夕方の新宿中央公園での共同炊事はいつもの週と変わらず行われた。年明け2回目だったが、なんと参加者が200人近くと今までで最高であった。
 隅田川や上野など東京東部圏からの参加も約30人と多かったが、これは越年闘争での共同炊事を中心とした誰もが参加できる運動作りの工夫が生きたと言えそうだ。そして新宿を中心にした西部圏でも昨年を大きく上回る結集ということは昨年約半年の運動と越年期の闘いが実を結んだのだろう。
 翌10日(火)は都庁前での朝情宣、工事が終わり広くなった歩道でプラカードを広げ、道行く人々に「排除反対!」「まともな対策を!」と訴えた。終了後は中央公園に移動し、交流会。東西の越年闘争の話しに花が咲いた。
 今年は10年間の時限立法である「ホームレス自立支援法」が5年目で見直しの年。国は「テントが減った」と胸を張るかもしれないが野宿者問題をテント問題に切り縮めては事の本質から遠ざかるばかりである。全都実の運動の真価が問われる年とも言えそうだ。注目を!そして支援を!(特にお金!)
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2007年01月09日

2007.1.4(木)越年闘争を闘い抜き新年最初の新宿共同炊事

 今年の越年闘争は山谷と渋谷を東西の拠点と位置づけ、山谷は28日から、渋谷は29日から、ともに4日の朝までテントを設営し、共同炊事やパトロールなどの活動をやり抜き、また、映画の上映や芝居、餅つきなどのイベントを楽しんだ。山谷でも炊事のやり方を共同炊事方式に改め、多くの仲間が共に飯を作り、一緒にメシを食べた。
20070104sinjuku.jpg 1月4日(木)には越年闘争を闘った全都の野宿の仲間が新宿中央公園ナイアガラの滝前の広場に結集し、共に新年最初の共同炊事を行った。新宿では様々な団体の炊き出しも次々に中止に追い込まれるなど厳しい状況が続いているが、越年闘争をやり抜いた仲間達の顔は晴れ晴れとして輝いていた。
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2006年12月25日

2006.12.25(月)都庁行動&協働炊事

 今年最後の都庁前行動には50名近い仲間が参加。行動後には暖かい豚汁で身体を暖める。夕方からの協働炊事には130名あまりの仲間が参加。メニューは「クリームシチュー」。食事後は、越年のとりくみについて話し合い。西部圏、東部圏とも、8月来の全都実としてのとりくみを通してできた仲間のつながりを活かした越年のとりくみをおこなっていくことが確認された。

■ ■ ■

 越年期間中は、西部圏、東部圏でそれぞれに工夫をこらし、全都実としてのつながりを意識したとりくみが展開されます。どちらの地域でもこれまでにない越年行動となるため、スケジュールはかなり流動的になることが予想されます。越年のとりくみへの支援・参加については、右記の連絡先に事前にお問い合わせください。また、カンパも大歓迎です。
 このブログを通じて、また、現地に実際に足を運んで、この全都実の行動にご支援・ご注目くださった皆さん、ありがとうございました。越年期間中は現場でのとりくみに集中するため、ブログの更新も若干とどこおりがちになるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします。
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2006.12.21(木)協働炊事

 新宿中央公園ナイアガラの滝まえでの協働炊事には140人あまりの仲間が参加。“定番”となったあんかけご飯をみんなで作り、食べる。
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2006年12月20日

2006.12.19(火)「全都実」結成集会 ――(準)がとれました――

 夕方、都内で「全都実(都庁行動を闘う全都野宿労働者実行委員会)」の結成集会がひらかれました。新宿、渋谷、池袋、山谷、隅田川、上野、竪川など都内各地から120名近くの野宿の仲間が集まり、会場は超満員で廊下にも人があふれ出るほど。20061219shukai2.jpg20061219shukai1.jpg汗がしたたるほどの熱気の中、8月から続けられてきた全都実(準)のとりくみのふりかえりとその背景の確認、越年のとりくみ、年明け後の活動方針の提起、都内のみならず大阪など各地の仲間からのアピール、連帯する労働組合などの仲間からのアピールなどが2時間あまりにわたって行われ、大成功のうちに集会を終えました。今後は、(「全都実(準)」から(準)が取れ)「全都実(都庁行動を闘う全都野宿労働者実行委員会)」としてとりくみを行っていきます。今後ともご支援、ご注目のほどよろしくお願いします。
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2006.12.18(月)都庁行動と協働炊事

 暖冬とはいえ日に日に寒さが増しているにもかかわらず、朝の都庁前には30名以上の野宿の仲間が結集して、情宣行動。夕方の協働炊事にも、130名以上の仲間が結集。メニューは、「定番」となりつつある「あんかけご飯」。
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2006年12月18日

2006.12.14(木)恊働炊事

 12月14日木曜日、今日も新宿中央公園ナイアガラの滝前にて恊働炊事が行われた。参加者は約140人。メニューはいつものようにサラダとあんかけご飯。
 寒さが厳しさを増す中で、力を合わせて冬を乗り切る団結が培われつつある。
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2006年12月14日

2006.12.12(月)都庁行動と恊働炊事

 12月12日(月)朝の都庁行動と夕方の恊働炊事が行われた。
 朝は寒さが増す中、50人以上の仲間が結集してマイク情宣とビラまき。ハンスト以降始まった仲間のマイクでの発言も完全に定着し、みんな自信を持って発言している。
 夕方の新宿中央公園のナイアガラの滝での恊働炊事は160人ほどの仲間が集まり、あんかけご飯を作った。具はカンパでいただいた白菜、ネギとアルミ缶の売り上げで購入したひき肉。
寄り合いでは浅草での排除が報告された。先週火曜日から金曜日までの四日間、台東区役所、商店街、警察の人々約30人が連日、新仲見世通りで寝ている仲間のところをまわり、たたき出したという。
 浅草で寝ている仲間にとっては新仲見世は、アーケードがあり雨をしのげる貴重な場所である。この冬の寒空の中たたき出すのは人殺しに等しい行為である。
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2006年12月05日

2006.12.4(月)都庁行動と共同炊事

 4日朝の都庁行動には40名ほどの仲間が参加した。結集はやや少なめだったものの仲間自身がマイクをもって訴える姿は元気いっぱい。このスタイルはすっかり定着したようだ。そのあとのよりあいでは1日の大阪行動の様子が報告され、皆を元気づけ、そして19日の全都実集会への結集を確認しあった。
 夕方の共同炊事にはいつものように150名くらいの仲間が集まり、あんかけ、サラダ、それに野沢菜を皆で食う。夕方になるとどんどん寒さが身にしみるようになった。冬に向けてさらに団結をかためよう。
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2006年12月01日

2006.11.30.(木)協働炊事

 今日も150人以上の仲間が結集して、新宿中央公園で協働炊事がとりくまれた。協働炊事後のよりあいでは、都庁第1庁舎と第2庁舎の間にある道路の脇に荷物を置いていた仲間から、“火曜日(11月29日)に東京都に荷物をどけさせられた”との報告があった。この問題への対応については、都庁行動がある月曜にあらためて仲間で話しあって決めていくことが確認された。また、大阪で行われる「長居公園テント村の強制排除に反対する署名提出行動」などの一連のとりくみに参加するために東京を発つ24名の仲間への激励も行われた。
 ※「長居公園仲間の会」のホームページはこちら
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2006年11月28日

2006.11.27.(月)都庁前行動と協働炊事

 冷たい雨にもかかわらず、朝の都庁前情宣には40名以上の仲間が結集。
 いったん雨があがった夕方4時からの協働炊事(150人以上が参加)では、このblogを読んでくださっている北海道の牧場の方からカンパでいただいた肉でつくった牛丼(!)にみんなで舌鼓を打ち、寒さを吹き飛ばした。カンパをくださった方、ほんとうにありがとうございました。
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 夕食後のよりあいでは、大阪で排除や弾圧とたたかっている仲間たち(このブログ右側のリンク(全国)を参照)へ連帯の思いをこめて、夕闇の中、みんなで「寄せ書き」を作成。20061127yosegaki.jpg
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2006年11月23日

2006.11.23.(木)新宿恊働炊事

 夕方4時より新宿中央公園のナイアガラの滝の前にある広場で恊働炊事。だんだん寒くなって来ており、暗くなるのも早い、「監視」に来ている新宿区公園課の人たちも休日なのにご苦労なことだ。
 今日のメニューはモヤシと春雨とひき肉の入ったあんかけとキャベツとタマネギのサラダ。食材はみんなの集めたアルミ缶の売り上げで買ったものだ。今回のアルミ缶の売り上げは30.5kgで3,904円と報告された。
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 食後の寄り合いでは今後「越冬」に向けた話しをしていくことが確認された。また、都庁第1庁舎と第2庁舎の間にある道路で、工事が行われ、追い出しの看板などが出されていることが報告され、夜に寝たり、荷物を置いている人も多い所なのでそれらの人たちと相談しながら対処して行こうと話し合った。
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今日のビラを読む
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2006年11月22日

2006.11.20.(月)都庁行動と恊働炊事

 あいにくの雨となったが、橋の下で雨をしのぎながらいつものように情宣が行われた。先週に引き続き池袋や、隅田川の仲間がハンドマイクで訴えながらビラを撒く。ちゃんと演説用の原稿を書いて来てそれを読み上げている仲間もいる。
 都や警察の妨害をはねのけ1週間のハンストをやり抜いて以来、みんなの顔が自信に満ちあふれている。ビラの受け取りも先週に引き続き良好だ。
 夕方からの中央公園ナイアガラの滝前での恊働炊事は雨も上がり、参加者は約170人。
本日のメニューは空き缶を集めて買ったモヤシとひき肉を入れた「あんかけご飯」。
 食後の寄り合いでは渋谷の仲間から毎週土曜日夕方に美竹公園で行われている恊働炊事に新宿や池袋の仲間が多数参加してくれて、以前の倍の人数でにぎやかにメシ作りをしているという報告があった。仲間たちは池袋や新宿から歩いて来てくれているとのこと。
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2006年11月19日

2006.11.16(木)共同炊事

 この日の共同炊事は170名ほどの仲間が結集。
 ハンストの成果は寄り合いでもあらわれた。西部圏の仲間の連携をつくりだすため、土曜には池袋、新宿の仲間が新宿に集まり、そこから渋谷の共同炊事に歩いて合流しようという方針が仲間から打ち出されたのだ。これは18日から実行に移されている。
 ハンストは確実に東京都を追いつめると共に、仲間自身の中から新たな団結と飛躍を生み出している。さらに注目を。
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2006年11月15日

2006.11.13(月)都庁行動と共同炊事

 11月13日朝、ハンストを闘い抜いたあとの最初の都庁行動には一週間にわたる取り組みの成果がはっきりとあらわれた。まずビラの受け取りがそれ以前に比較にならぬほどいい。さらに参加する仲間たちに地域をこえた連帯感・一体感が育ってきている。この日ははじめてハンストにたちあがった仲間自身がマイクをもって自分の声で通行人たちに訴えた。そのあとの寄り合いでも今後に向けてさらなる積極的な意見が出された。
 夕方の共同炊事でも一見、いつもと変わらないようだが、ハンスト以前の比べて、仲間のもりあがりがはっきりと感じ取られた。
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2006年11月10日

2006.11.10.(金)ハンスト最終日

 ハンスト最終日。今日は60人あまりの仲間が参加して、都庁前(の歩道)に朝から昼まで連続して座り込んでのハンスト&情宣行動がたたかい抜かれました。月曜からリレー形式で(参加者を毎朝つのって)とりくまれた今回のハンストに起った仲間は、新宿、渋谷、池袋、山谷、隅田川、上野など、地域をこえて20人を超えました。
 初日から警察がものものしい排除・弾圧シフトを組んできたため、当初予定されていた「都庁前で5日間座り込み」を続けることはかないませんでしたが、それでも粘り強く毎朝・昼に都庁前に展開しての情宣行動を通じて、また、新宿中央公園ナイアガラの滝前での集団野営を通じて、多くの方々に、現在の野宿の仲間がおかれた現状(3000円アパート事業の問題点も含め)をうったえていくことができました(連日1000枚以上通行人に配布したビラの受け取りも日を重ねるごとによくなっていきました)。
 このかんブログを通して、また、現地に足を運んで都庁前集中ハンスト行動にご支援・ご注目くださった皆さん、ありがとうございました。ハンスト行動は今日でいったん休止となりますが、これからも、野宿の仲間のおかれた状況を仲間自身の手で変えていくために、全都実(準)のとりくみは続けられます。このブログも(毎日というわけにはいかないと思いますが)随時更新していく予定です。今後ともご注目、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
 お願いばかりで恐縮ですが、カンパのほうもぜひ、よろしくお願いいたします。
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2006年11月09日

2006.11.9.(木)ハンスト4日目

 今日も、都庁前で朝と昼に情宣行動がとりくまれました。昼の情宣では、社民党あべともこ議員の秘書の池田幸代さんからも発言をいただきました。また夕方4時からは、新宿中央公園のナイアガラの滝で、160人あまりの仲間によって協働炊事がとりくまれました。
 この「協働炊事」、(この間ずっとブログをご覧くださっている方はご存知かと思いますが)いわゆる「炊き出し」とはちょっと違います。「炊き出し」は、どうしても「支援者が食事を作り、野宿者がそれを受け取る」という一方的な関係を作り出してしまいがちです(全ての「炊き出し」がそうだとはいいませんが)。それに対し、全都実が取り組んでいる「協働炊事」では、集まった仲間みんなでワイワイとメシをつくり、食べる――そうした協働作業を通して、野宿の仲間同士のつながりをつくり、ひろげていく――という点に重点が置かれています。さらに、9月からは、「みんなの力でおかずをもう一品」という取り組み――それぞれに拾い集めたアルミ缶を持ち寄り、それを売ったお金で食材を購入する――も続けられています。今日の「もう一品」は油揚げと白菜の煮浸しでした。ちなみに、ここひと月ほどの「(アルミ缶で)もう一品」の会計は、下記のとおりでした(左から順に、10月19日、26日、11月2日のビラから抜粋)。
20061019arumi.jpg20061026arumi.jpg20061102arumi.jpg

 明日もご支援・ご注目のほど、よろしくお願いいたします。
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2006年11月08日

2006.11.8.(水)ハンスト3日目

20061108kekkou.jpg20061108hanst.jpg 昨日の夜は死ぬほど寒かった。ハンストに突入してから急に寒くなったように感じるのは気のせいか?
 アスファルトの上にダンボールを敷いて毛布1枚で寝るにはちょっと無理がある夜半に、主に山谷で支援活動をおこなっている「ほしのいえ」の仲間が災害用の防寒シートやオニギリ、茹でたジャガイモなどをを差し入れてくれてたすかった。また、渋谷・のじれんの支援者であるお医者さんも勤務後に訪れてくれ、ハンストの仲間たちは身体を診てもらいアドバイスを受けた。
 昨晩は、より多くの野宿の仲間に出会うべく、ビラをまきながらのパトロール行動もとりくまれたのだが、西口地下の4号街路(「動く歩道」のあるところ)で建設局のガードマンの妨害に会い、ビラまきは途中で中止せざるを得なかった。残念!そして頭にくる。
■  ■  ■
 今朝も、ダンボールで作った看板を手に手に都庁前へ。通行人や出勤してくる都の職員に、このかんの東京都の非道をマイクで訴えながらビラを手渡していく。
20061108asajosen2.jpg20061108asajosen1.jpg20061108haji.jpg20061108haijosuruna.jpg 1時間ほど情宣し、最後は「東京都は対策から排除するな!」「対策を口実にしたテント排除を許さないぞ!」とシュプレヒコール。
 昼の情宣は12時頃からやはり都庁前で行ったが、別の団体(東京大気汚染公害裁判原告団)が先に情宣を展開していたため、こちらはちょっと控えめに。ビラを手渡すと「がんばってください」との声。
 また、今日は、地域生活移行支援事業の対象地区となっている江東区の竪川河川敷公園の仲間も行動に参加。竪川では昨日「事業」を利用して出て行った仲間のテントが早速撤去されたとのこと。テント無しで野宿する仲間に代わりに入ってもらおうかという声もあっただけに残念。しかし後に残った仲間は「一つになってがんばっていくので皆さんよろしくお願いします」と挨拶。
 また、昼間には、隅田川で月に1回行っている隅田川医療相談会のお医者さんも駆けつけてくれ、血圧を測るなど、みんな診てもらった。
 午後4時から公園で一日の集約を行っていると、犬の散歩をしている男性からスポーツドリンクなどの差し入れがあり、みんな感激。
 ハンストが始まってから東京都の役人や警察などの「冷たさ」をこれまで以上にひしひしと感じるが、こういった「暖かさ」にも触れることも多い。寒風吹きすさぶ公園でのハンストだが多くの人々に支えられてなんとか3日目を無事に終えた。
20061108yokonaga2.jpg20061108yokonaga.jpg
 明日も、朝8時からと昼12時から、都庁前で情宣が、夕方4時からは新宿中央公園ナイアガラの滝で定例の協働炊事がとりくまれる予定です。ご注目とご支援、よろしくお願いします。飛び入り参加・さし入れ・カンパも大歓迎です。
■  ■  ■
20061108akikan.jpgカンパでいただいた空き缶はみんなでつぶさせていただきました。ありがとうございました。
今日(11月8日)のビラ(抜粋)を読む
posted by 全都実 at 21:40| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月07日

2006.11.7.(火)ハンスト2日目

 ハンスト2日目。朝8時からおよそ1時間、強風にも負けずに都庁前に登場して、東京都に対する抗議情宣を元気に展開。(ハンスト宣言はこちら
20061107asa.jpg
 12時から都庁前でおこなったリレートークには、都議会議員の福士敬子(ふくしよしこ)さんも駆けつけてくださいました。
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新宿中央公園のナイアガラの滝に「たまり場」をつくりました。ぜひ一度立ち寄ってみてください。                             
posted by 全都実 at 22:48| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月06日

2006.11.06.(月)いよいよハンストに突入

 15人の仲間がハンストに起ちました。(ハンスト宣言はこちら
 まず朝8時から9時まで、60名あまりの仲間が結集して都庁前でビラ撒き情宣。その後、新宿中央公園(ナイアガラの滝前)でダンボールを使ってプラカード・看板を手づくり。その後、昼からのハンスト突入集会開始に向けて、都庁前に移動すると、既に都庁前には、私服制服数十名の警察官の姿が。都庁前歩道の道路工事にかこつけて「通行の邪魔だから移動しろ」「ハンストはさせない」などと拡声器を使って大声を浴びせてくる。
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 そういった妨害にも負けず、集まった仲間たちは道路沿いに整然と並び、プラカードや看板を手に元気に通行人にアピール。
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 しかし、警察は実力で排除を開始。
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 警察と一体となって仲間の声を圧殺しようとする東京都の姿勢に抗議のシュプレヒコールを上げながらナイアガラの滝に戻り、ハンスト突入集会開始。各地の野宿の仲間や連帯する労働運動の仲間のアピール、ハンスト決行者ひとりひとりの決意表明。都庁前は排除されたもののナイアガラの滝を拠点にハンスト・集中闘争をたたかうことを全員で確認。
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 16時からは共同炊事。メニューは中華風あんかけ&サラダ。野宿の仲間は約180名。ハンストに起った仲間とそれを支える仲間たちは集団野営に。ハンストの今後にご注目、ご支援をお願いします。
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2006年11月05日

ハンストに突入します

■全都の野宿労働者はハンストで闘います■

●11月 6日(月) 8時突入/12時突入集会
●11月10日(金)19時撤収
●東京都庁第1庁舎前(新宿中央通り沿い)
 ハンストはリレー形式です。参加される方はぜひ。連帯・賛同のアピールも募っています。闘争維持のための現金カンパもよろしくお願いします。なおハンスト期間中も月曜日、木曜日の「共同炊事」は通常通り行ないます(16時〜新宿中央公園・ナイアガラの滝)。こちらへの参加も訴えます。
「地域生活移行支援事業」を考える会/都庁行動を闘う全都野宿労働者実行委員会(準)

ハンスト突入宣言

 今年8月以降、都内各地で「地域生活移行支援事業」(3,000円アパート事業)が「再開」されています。が、事業が実施されているのは野宿労働者のテントが集中している区域ばかり。テントを張っている野宿労働者のもとには「巡回相談員」が訪れ、事業への参加を募ります。しかし数メートル先で、ダンボールを1枚敷き身を横たえている野宿労働者のところにやってくるのはガードマンのみ。ガードマンは「起きてください、寝ないでください」と追い立てます。
 果たして「ホームレス問題」とは「テント生活者問題」なのでしょうか。東京都はテントを張っていない野宿労働者を事実上、事業のラチ外に置き「ホームレス対策」自体からも締め出しています。
 そんなテントを張っていない野宿労働者が各地から叫び始めました。「おれたちはここにいる」と。

 もっとも、「地域生活移行支援事業」とて内容は十分ではありません。家賃3,000円で生活できるのは2年間に限定され、「臨時就労事業」と呼ばれる公園清掃などの仕事の提供も最初の数カ月間。アパート入居後のフォローなどお構いなしです。事業の目的はあくまで野宿労働者のテントを減らす点にあります。「新規流入防止」も目的です。「新規流入防止」は事業の対象区域を越え1人歩きを始めており、先の例の通り、テントを張らせないどころか野宿さえさせないものとして野宿労働者を野たれ死にの危機にまで追いつめているのです。
 そして、です。事業を利用するか否かは当事者に選択権があるはずです。が、現在、これすら反故にされつつあるのが現状なのです。事業の対象区域で、管理者が事業と工事とをセットにし野宿労働者のテントの一掃を目論んでいます。竪川河川敷公園(江東区)然り、隅田川両岸(台東区/墨田区/中央区/江東区)然り、です。

 私たちはテントを張っていない野宿労働者、張っている野宿労働者の「生」の声を要求書にまとめ、8月9日、東京都に提出しました。しかし8月21日、かれらは回答を拒否してきました。10月10日には、あろうことか質問書の受け取りさえ拒んできました。事業、対策の責任団体である特別区人事厚生事務組合は、質問書をもとに私たちとの話し合いに応じたのに、です。
 私たちは東京都との対決姿勢を強め、1歩も2歩も踏み込みます。11月6日から10日まで都庁前で、全都の野宿労働者の有志とともにハンガーストライキ(ハンスト)に起ち上がることをここに宣言します。「対策から排除するな」「追い出しをやめろ」「東京都はおれたちの前に出てこい」
2006年11月6日
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2006年10月31日

2006.10.30.(月)都庁行動と恊働炊事

 10月30日(月)今週も都庁前での情宣には60人以上の仲間が結集。朝8時より9時まで、都庁に出勤する労働者を始め、通行人にビラを手渡し、公開質問状を受け取ろうとしない都の姿勢や、不十分な対策を隠れ蓑に野宿者排除を進めていこうとするあり方への反対を訴えていった。
 情宣のあとは中央公園に移動し、軽く食事を取り、「寄り合い」を持ったあと、小田急デパートの前あたりに移動し、署名集めを行った。この行動にも30人近くの仲間が参加した。
 夕方からの新宿中央公園ナイアガラの滝前での恊働炊事には170人ほどの仲間が手に手にアルミ缶を持って集まった。なお、先週木曜日にみんなが集めたアルミ缶は58キロだった。
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2006年10月27日

2006.10.22-26 都庁前行動

 22日、朝の都庁行動には50名以上が参加。行動後、寄り合いを持った。雨の日の第二庁舎の問題では仲間から「きのうは雨だったがガードマンは来なかった」という報告がなされた。夕方は雨だったというにもかかわらず150名もの仲間が集まって、一緒におかずをつくり、飯を食った。
 26日の共同炊事はさらにこれをこえて170名もの仲間が集まった。この日はなんと中華丼! 仲間のアルミ缶集めの力がそのまま食事のグレードアップにつながってきているのだ。
posted by 全都実 at 23:16| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月21日

2006.10.20.(金)特人厚との話し合い

 先週提出した公開質問書をもとに、今年度の「地域生活移行支援事業」の業務の一部を請け負っている特人厚(特別区人事・厚生事務組合)と話し合いの場が持たれた。話し合いの中では、「今年度の事業が工事を名目とした追い出しと事実上のセットになっている」という我々の指摘に対して特人厚側から“「地域生活への移行を支援する」という、事業の「本来」の趣旨が歪められかねない状況下にあるという認識はもっている”という主旨の発言が出る一幕も。
 話し合い全体としては決して十分に満足のいく回答が得られたわけではない。しかし、少なくとも特人厚は公開質問書を受け取り、話し合いにも応じた。「都区共同事業」である以上、東京都(および事業の実施区)には、仲間との話し合いに「誠実に」応じる義務があるはずだ。事業の“図面”だけ書いておいて(2004-05年度の事業利用者のその後の問題、いわゆる「2年後問題」も含め)面倒なことはすべて特人厚に押しつける、などという態度は絶対に許されない。
posted by 全都実 at 00:00| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月18日

公開質問書

 10月10日(火)に東京都に提出されるはずだった(東京都が受取を拒否した/特別区人事・厚生事務組合は受け取った)「公開質問書」(2通)です。

【公開質問書(1)】

東京都知事       殿
東京都福祉保健局長   殿
特別区人事厚生事務組合 殿
公開質問書

 8月以降、都内各地で「地域生活移行支援事業」(3,000円アパート事業)が「再開」されている。が、家賃3,000円で生活できるのは2年間に限定されるなどその内容はより後退している。しかもテントを張っていない野宿労働者は事実上「対象外」とされている。私たちはテントを張っていない野宿労働者の対策からの排除に抗議する。……
「公開質問書」(2通)の全文を読む
posted by 全都実 at 21:32| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月17日

基本スケジュールが変更になりました

 秋が深まり陽が短くなったことにともない、共同炊事の開始時刻が1時間早まりました。
  月曜日:都庁行動(朝8時)、共同炊事(夕方4時)
  木曜日:共同炊事(夕方4時)

 ただし、現場のスケジュールは流動的ですので、現場行動への支援・参加の際は下記連絡先に事前にご確認ください。
(連絡先)
〒111 東京都台東区日本堤1-25-11
山谷労働者福祉会館気付
全都野宿労働者連帯行動実行委(準)
phone/fax:03-3876-7073
posted by 全都実 at 22:23| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月16日

2006.10.16.(月) 都庁行動と共同炊事

 今日も都庁行動には50名ほどの仲間が集まり、先週の火曜に東京都(福祉保健局)が「公開質問状」の受取りを拒否したことに対する抗議情宣活動が展開された。また、行動後の仲間の「よりあい」では、雨の夜に多くの仲間が身体を休めている都庁第二本庁舎下で雨漏りがしている問題について仲間から提起があった。雨漏りの修繕もろくにせずに、雨で冷えきった身体を横たえて眠る仲間たちをガードマンにたたき起こさせてきた東京都の庁舎管理課よ。あなたたちの「職務」とはいったい何なのか?
 一方で、今年度の「地域生活移行支援事業」の一部を請け負っている、東京23区の事務組合である特人厚(特別区人事・厚生事務組合)は、おなじく先週の火曜に、質問書も受け取り、“自分たちにできる範囲で質問書に真摯に答える。ただしもう少し時間がほしい”という回答をしてきている。東京都と特人厚、どちらも行政でありながら、この対応の差はいったい……。
 陽が短くなったため開始時刻を夕方4時に早めた共同炊事には、およそ150名の仲間が集まった。
posted by 全都実 at 22:36| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月15日

2006.10.12.(木)共同炊事

 10月12日(木)、新宿中央公園「ナイアガラの滝」前での共同炊事には150人以上の仲間が集まった。以下は当日配られたビラ。

=====
なぜこうまで排除されなくてはならないのか。

 十日、東京都は公開質問状の受け取りを拒否した。聞きたかったことはそれほどむずかしいことではない。
 なぜアパート事業からの排除がおこなわれているのか。事業の対象となる基準がどこにあるのか。現在、野宿生活にあるということが条件にはならないのか。
 なにもわからないのだ。わからないままダンボール一枚で耐えつづけなくてはならない。
続きを読む
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2006年10月12日

2006.10.10.(火)都庁行動

 10月10日(火)朝、都庁行動が闘われた。参加者は約70人。前日が「体育の日」で休日だったため、火曜日にずらしての行動となった。夕方の共同炊事はいつも通り月曜日に行われ、約190人が参加した。
 10日は東京都と特別区人事・厚生事務組合(特人厚)宛の公開質問状を用意し、それを手渡す行動となった。
 公開質問状は地域生活移行支援事業の再開という事態を受けて、事業の対象とされたテント生活を送る仲間の立場から、排除と一体となった事業の不備を追及するものと、この事業の対象外となっているテント無しでの野宿を強いられている仲間の立場から、事業の進行の中で公園での炊き出しが中止に追い込まれたり、夜に公園で寝る事が出来なくなったりといった「行政による殺人」を糾弾するものの2通が用意された。
 東京都は仲間の公開質問状を受け取れという声を全く無視し、最後まで受け取る事を拒否した。「前回は受け取っただろう」「あれは1回限り、もう受け取らない」。自分たちのやっている事が正しいというのなら、私たちの質問に対し、はっきりと自分たちの立場を表明するべきではないか?。
 続いて特人厚へ向かう。こちらは都とは違って一応仲間たちを会議室へ通し、話だけは聞くという姿勢は見せる。参加した仲間たちは「アパート事業を利用した人だけに仕事を出すというのはおかしい、働きたくとも仕事が無いから野宿してるんだ、俺たちにも仕事を出せ。」など、それぞれ思いの丈をぶつけ、「答えられる所は答える」という発言を引き出した。
 次週の都庁行動はいつも通り月曜日(10月16日)に行われる予定。
posted by 全都実 at 22:24| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月06日

2006.10.5.(木) 雨の中での共同炊事

 いつか来るとは覚悟していたが、初めての雨の中での共同炊事。それでも150人の仲間の熱気でやり抜く。
 まず、ブルーシートで屋根を作り、飯を盛っていく、おかずはいつもはサラダを作るが、とてもそんな余裕は無いためこの日のメニューは「ふりかけ」。しかしもう1品、月曜日のアルミ缶を売ったお金で買った「ちくわ」がその上にデーンとのる。
 雨が激しいため「アルミ缶つぶし」はやめとこうか?、という話しも出るが「だいじょーぶだよ!」とみんなでドンドンつぶしていく。
 終わった後も、最後の後片付けが終わって「ご苦労様」となるまで帰る人もあまりいない。
 「雨降って地固まる」というが、激しい雨は仲間の団結をより一層打ち固めたようだ。
posted by 全都実 at 00:58| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006.10.2.(月)都庁行動と共同炊事

 月曜日朝の都庁行動も完全に定着して来た。この日は雨にもかかわらず、70人もの仲間が参加し、都に対して声を上げた。
 さらにこの日は「東京都は、野宿者の命を蝕む人権侵害行為を即刻やめてください!」という署名集めを行った。雨の日の都庁第二庁舎下での安眠妨害行為などをやめる事を訴える内容の署名である。しかし雨のためか、署名への反応はいまいちであった。
 相談の結果やはりこれから出勤という時間帯での署名集めは難しいだろうということになり、別の時間にまたやろうという事となった。
 次週の月曜日は休日であるため、都庁行動は10日の火曜日に行う予定。
 夕方からの新宿中央公園・ナイアガラの滝前での共同炊事には170人ほどの仲間が参加、集まったアルミ缶は40キロを数え、団結の力を皆で実感。
*署名用紙が必要な方は全都実まで e-mail: zento_nojukusha@yahoo.co.jp
posted by 全都実 at 00:53| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月30日

ホームレス地域生活移行支援事業(3000円アパート事業)の主要な目的が野宿者排除であることを示す文書

 アパート事業の本質を示す文書の存在が明らかになった。この文書は、「厚生部長会第一部会資料」で、今年の6月8日に開かれた路上生活者対策事業運営協議会の経過が報告されている。問題は、この協議会で議論されているアパート事業実施地域の選定基準だ。野宿者の流入防止策の有無が事業実施の選定基準となっていることが具体的な実例をあげて示されている。これは、アパート事業の本質が野宿者の排除にあることを端的に示すものだ。

 3000円アパート事業については、ホームレスの自立を支援するものであるというのが東京都の建前であった。しかしこの文書において、例えばアパートに入った人々に対する就労支援や相談体制の準備などは、選定基準として一顧だにされていないことがよくわかる。アパート事業が、総体としては、野宿者を公共圏から追い出すためのものだということがますます明らかになってきている。公園など目に見える場所から野宿者を追い出すことは、貧困の存在を不可視化し、一部の裕福な層のためだけの再開発への道を開く。我々はアパート事業の本質を暴露し、貧困に反対するあらゆる人々と連帯して取組みを進めていく。

情報公開制度を通して入手したこの文書をスキャンしたものをアップする。(赤線による強調は我々によるもので、オリジナルにはない。)
Sep_29_1.jpg
posted by 全都実 at 00:20| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

2006.9.22.(水)江東区役所行動

==江東区土木部は排除通告の「お知らせ」を撤回しろ!==

 何十名もの仲間が暮らす江東区竪川河川敷公園では、今年の冬以来、江東区土木部が「お知らせ」なるビラで一方的に立ち退きを迫る一方、8月末から突然、地域生活以降支援事業が開始された。まさに排除と施策がセットで進もうとしているこの地で、仲間たちが声を挙げ始めて2ヶ月。全都各地の仲間と共に、話し合いを求め江東区に押しかけるのも今日で4度目だ。交渉拒否や約束反故…江東区にはこれまで何度裏切られてきたことか。しかし今日、ようやく念願の話し合いが実現した。(これまでの経緯についてはこの日配った情宣ビラで)
 いつものように江東区役所前での情宣を行った後、竪川河川敷公園で暮らす仲間たちは、応援に駆けつけてくれた各地の仲間の「頑張れよ!」との力強い声援に見送られ、いざ話し合いの席へ。江東区土木部からは水辺と緑の課の課長ほか3名、そして道路課長が出席した。
060922_ 江東土木との交渉.jpg
こちらからの要求は簡潔。昨年冬以来、ビラ1枚で自主的に退去しろと迫ってきたが、これを撤回して欲しいということだ。それに対して担当の水辺と緑の課長はのらりくらり。。。
「現在はアパート事業の推移を見守っている状況だ。」と繰り返す土木に対して、「じゃあ残った人はどうするんだ!?」「残った人を強制排除するのか!?」とその場にいた全員が声を挙げた。
3000円のアパート事業は多くの仲間が知ってのとおり多くの問題を抱えており、必ずしも全員が利用するとは限らない。(このことは9月6日保護課の職員も私たちの前で認めた。)しかも小屋を持たない仲間は始めから対象外にされているので路上を去りようがない。竪川の小屋に残る人、これから竪川に小屋を建てたい人は少なからずいるだろう。その人たちに追い出しを行うのか、という話だ。現にその場にいた仲間からも「俺は残るぞ!」と次々と声が挙がる。
 どんなに問いつめても「それは福祉の責任ですから…」「それは保護課が…」とラチが明かない課長に仲間たちもさらに強く訴えかけた。
「仕事さえあればアパートでもどこでも行くよ。でもないじゃないか!アパートでどうやってメシを食うんだ!」
「我々は工事を邪魔するとは言ってない。でも出て行けというのは困る。仕事もない。年齢や住所で皆はねられる。自分も缶拾いをやりながら仕事を探すけど皆いい顔しない。あんた、自分の痛みはわかっても我々の痛みがわかってないんじゃないのか。我々にも生きる権利があるんだから、もうちょっと色のついた返事をちょうだいよ。課長の話はさっきから同じところをウロウロしているだけで全然前に進んでない。」
「事業が終わる12月の寒い頃に追い出されたらどうする!?」
「アルミ缶集めなんか時給にしたら50円やそこらだ。それでも自力で暮らしてるんだ。」
「工事に反対しているわけじゃない。でももうどこにも小屋が張れるところがない。まさか道路に立ってろと言うのか。小屋がなければアルミ缶もやれないじゃないか。」
「はっきり言って私はアパートに入る。だけど皆今まで一緒に暮らしてきた仲間だから。残った人をどうするのか、はっきりして下さいよ。」
「我々をバラバラにしたいのか。」
「人権無視だ。公園に住んだらいけないからお前たちは人間じゃない、と思ってるのか。10年もいて今頃出て行けなんて。我々には生きる権利がある。」
「以前、小屋のない仲間が路上で高校生に殺された。『ホームレスなら殺してもいいと思った』って。小屋は命の砦だよ。あなたたちは家に住んで夏は冷房、冬は暖房の効くところで守られてる。皆、好きでいるわけじゃない。3月にビラを撒かれて移り住むところを探したんだ。でももうどこにもないんだ。」
「事業の推移を見ながらなんて、そういうことじゃない。大きな声で『排除はしません』と言えばいい。そうすることで後々あなたの名は残る。そうしなさい。我々も真摯な話し合いをしているわけだから」…etc
 日頃、温和で穏やかな竪川の仲間たち。この日は実に凛としてたくましく力強く感じられた。
 その成果か、最終的には課長に「現時点では強制排除は考えていない」という言葉を得ることができた。また課長は、工事について協議する可能性についても示唆した。
060922_ 竪川の仲間か#6354E.jpg ひとまずまた一歩前進。しかし「現時点では」という但し書きはやはり気にかかる。今後も全都の仲間と、そして心を寄せるすべての人々と共に、この闘いを進めていきたい。

当日配布されたビラを読む
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2006年09月20日

2006.9.19(火)都庁行動

==雨の日、仲間が第二庁舎の下で体を休めていることへのガードマンの反人道的な対応の中止を求める「要求書」への回答の日だ。==

この日、集まった仲間は60名。庁内利用管理課長が出てきて、「こちらは管理規則にもとづきやっているだけ」とふざけた回答。20060919.jpgこれに対し、こちらは抗議の情宣活動をやりつづけた。それをうけて、課長はわざわざ「こちらは体を寝ている人をゆりうごかしていない・・」などとコメントをよこした。これは一応、むこうなりの表現で、そういうことはしない、と言明したともとれる。全体ではこれを一定の前進と確認し、今後、現場で、二度とガードマンの妨害を許さないとりくみをすすめること、そしてこの件についての署名をあつめていくことを次のステップとしていくこととした。

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2006年09月17日

2006.9.14(木)共同炊事の一コマ

 8月下旬に都庁行動が開始されて以降、共同でメシをつくり一緒に食べることを通して仲間のつながりを拡げる共同炊事が毎週(当面は月・木曜)新宿中央公園でおこなわれている。最近では、「自分たちの力でおかずをもう一品加えよう」というとりくみも始まった。

==9月14日のビラより==
 みんなでつくる弁当に「肉」をいれようとアルミ缶回収をはじめた。前回飯づくりの時、それぞれがもちよったアルミ缶が23.1キロ、2772円になりました。
 弁当にその成果があらわれます。今後もアルミ集めを続けよう。缶も積もれば山。飯づくりにあつまる二百人がすこしづつでも缶を持ち寄れば20キロ、30キロはすぐに集まる。月、木の飯づくりにアルミを持ち寄ろう!
アルミ缶会計
9月14日、アルミ缶23.1キロ、2772円の売り上げ。出費シューマイ17箱、1768円。現在積立1004円。
==================
20060914-1.jpgもちよったアルミ缶をみんなでつぶす

20060914-2.jpg初めての仲間でも気後れすることなく参加できるように、炊事開始前に段取りを確認


posted by 全都実 at 12:36| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月12日

2006.9.11(月)都庁申し入れ行動

==都庁下で眠る野宿の仲間に対し東京都が行っている非人道的な睡眠妨害行為の即時中止を求め、先週(9/4)に引き続き、要求書の提出行動が行われた==

0911-4.jpg 8時半から都庁前ビラまき。そろいの黄色い鉢巻と段ボールのプラカード。「オリンピックより俺たちの命だ」「東京都はちゃんと答えろ」などさまざまな訴えが書かれている。
 9時ジャストに庁内利用管理課長、出てくる。要求書を読み上げて手渡すとき「二庁舎下で休まざるをえない人たちは、地域生活移行支援事業からも排除されていることを知っていますか」との質問に対し、無言。「要求書の内容についてじゃなくて、一般的な認識として聞いてるんですけど」「二庁舎下で休まざるを得ない人たちがいることは知ってますよね」→「今日は答えないことになっているので」・・・仲間たちから「知らないわけないだろう」「なんで答えないんだ」と怒りの声。0911-2.jpg要求書の回答期限についても自分からは言わず「じゃあ、常識的な線で、やっぱり1週間でしょう」と答えを促して、やっとかすかに首を縦に振るありさま。その間、課長の隣に張り付いた刑事が耳打ちしたり、ちょっかいを出してきたり、うるさいことこの上ない。どうやらこの課長、自分では何も判断できないらしい。こんな当然の要求書への「回答をするかしないか」まで、なんで2週間もかけなきゃならないんだ。「常識ないねえ」と年配の仲間がぼそり、つぶやいた。
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2006年09月05日

2006.9.4(月)都庁申し入れ行動

 テント小屋を持たない野宿の仲間は、雨の日は濡れそぼるしかない。雨の夜は、夏と言えども雨はどんどん体温を奪い、そのまま息を引き取ることもある…。

 多くの野宿者が寝場所に困り、地域住民に気を遣って各地域で苦労しているにもかかわらず、無策の東京都の庭先、都庁前には広い空間がある。特に屋根のある都庁第二庁舎前の通路は、雨の夜には小屋を持たない野宿者が体を横たえて休むことが、既得権となっていた。
 ところが、都はこのかん、夜間の都庁前での警備・追い出しを厳しくしてきている。雨の日であろうと何だろうと、約1時間ごとにやってきて、横になっている者をたたき起こす。雨が上がれば、周囲の路上が水浸しであろうと、容赦なく追い出す。野宿の仲間たちは全く眠ることができず、体調を崩している者も多い。

 この非人道的な行為を止めさせるために、9/4(月)は朝8時の情宣活動の後、都に対して申し入れ行動を行った。しかし、庁舎管理課は、申し入れ書の受け取りすら拒否した。集まった約90名の仲間たちは、怒りを抑えることができず、そのまま午後まで張り付き抗議を続けた。
 そして午後2時頃、やっと、来週の月曜日には庁舎管理課長がみんなの前に出てくると約束させた。申し入れ一つにもかかわらず、ここまで無視されなければならないのか…。

 時間が押してしまったので、夜の新宿ビラまきとパトロールは中止。そしてこの日も、雨が降ってきた…。

申入書とビラを読む
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2006年08月31日

2006.8.31(木)共同炊事

 新宿中央公園での共同炊事には、さらに多くの仲間が集まった。主に新宿の仲間たちだ。今日はいつものサラダづくり、そして食事のあと、寄り合いをもった。
 寄り合いでは、炊事のやりかたを変えようという提案があった。共同炊事は作る者・食べる者に分かれるのではなく、食事を必要とする野宿当事者が、共同で計画を立て、調理し、食べようという主旨のものだ。野宿の仲間一人一人の積極的な提案が、この共同炊事を支えている。
 もうひとつ、重要な議題は雨の日の都庁第二庁舎でのガードマンの対応だ。雨の日に限ってではあるが、第二庁舎の地下での寝泊まりが既成事実として勝ち取られていた。しかし、都庁行動開始以降、これに対するガードマンの追い出しが急速に厳しくなった。夜中の1時、2時にたたき起こす、1時間ごとに起こしにくる、さらに夜中にもかかわらず雨が止んだのを理由に追い出す、といった状況で、ほとんど寝ることができない。以前、隅田川の仲間が桜橋でやられていたような、非人道的極まりないものだ。来週の月曜の都庁行動では、この件について申し入れをおこなうことが決められた。
posted by 全都実 at 22:40| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

対東京都連続行動の予定変更

 全都実(準)による対東京都連続行動の基本的なスケジュールが変わりました。今週から、毎日ではなく基本的には以下のようになります。

 月曜日:都庁行動(朝8時)、共同炊事(夕方5時)
 木曜日:共同炊事(夕方5時)

 これ以外の曜日は、状況を見ながら設定します。

 連続行動開始から一週間で、予想を超える多くの野宿当事者、とりわけ小屋を持たずに苦労をしている仲間の結集がつくられつつあります。この仲間たちの様子と運動の中期的展望の中で、上記のように基本的スケジュールを変更いたしました。
 引き続きご支援・ご注目をお願いいたします。
posted by 全都実 at 22:04| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

2006.8.28(月)連続行動6日目

 朝8時、ナイアガラの滝前に集まり、都庁へ向かい情宣。90名以上の仲間が結集。そして夕方5時、共同炊事への仲間の結集は130名におよんだ。

 着実に参加する仲間はふえつつある。そればかりではない。日に日に積極的・能動的に作業をになうようになってきた。
 この日は併行してダンボールをプラカードにする作業もおこなった。これは先週末の寄り合いで仲間たちから出た「もっと情宣をアピールするようなことをしたい」という声から発案されたものだ。来週の月曜の都庁前では仲間たちがいっせいにプラカードをたかだかと掲げて声をあげる姿が見られることだろう。

060828.jpg 都庁に向けた朝の情宣行動
posted by 全都実 at 23:49| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月26日

2006.8.25(金)連続行動5日目

 夕方,17時ちょっと前からナイアガラの滝まえで共同炊事開始。
 作業台を増設する、釜から飯を盛る、野菜を刻む、飯にふりかけをかける、冷たい麦茶をつくる、茶話会用のサンドイッチをつくる...。
 連日行動に参加している仲間も初めて参加する仲間も一緒になって作業を進め、30分あまりで食事完成。

060825a.jpg
060825b.jpg

 食事後は,ブルーシートで車座になって茶話会。
 今回の行動で初めて出会った仲間同士が、この5日間の行動を振り返りつつ、お互いが置かれている状況−−−事業のこと、仕事のこと、いまの生活のこと、追い出しのこと、寝場所のこと、仲間のつながりのこと等々−−−について率直に語り合い、今後のとりくみについて意見を出し合う。
「いや,こっちはこうなんだよ」「そっちではそんなことになってるんだ」
「こういうことがあってこう考えたんだ」「そういうふうにしていきたいよね」...

060825c.jpg

 仲間たちの話は陽が暮れるのも忘れて熱っぽくも和やかに続いたが,ひとまず、今後も地域を超えて仲間のつながりを広げ,自分たちの意見を都にぶつけていこう、という方向性を確認して散会。

==========
行動予定:8/28(月)
朝8時 新宿中央公園「ナイアガラの滝」前集合、都庁情宣。
17時 「ナイアガラの滝」前で共同炊事
posted by 全都実 at 12:22| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月24日

2006.8.24(木)連続行動4日目

 今日は夕方まで全体行動はなし。

 午後5時、新宿中央公園・ナイアガラの滝前の広場に集まり、共同炊事。
 8/22の公園事務所の「通告」後、初めての共同炊事なので、なにか妨害があるのではと構えていたが、今日も数人の職員が遠巻きに見ているだけ。仲間たちは「あいつら、ぼけーと突っ立ってなにしてんだ。あんなんで給料もらえるなら楽でいいな。俺もやりたいな。残業代だってもらえるんだろう」「税金泥棒だよな」と口々に論評。
 共同炊事も3回目となり、大分みんな慣れてきたようだ。結集は約80名。いつもどおり、車から材料や飯を降ろし、ブルーシートを敷く。飯をパック詰めしてふりかけをふり、その上にみんなで作った簡単サラダをのせる。「ゆっくりやろう」といっても、10分そこそこで作業はおわってしまう。

P060824a.jpg

P060824b.jpg 皆で準備  P060824c.jpg 後片付け

 食べ始める前に、報告と提起が2つ。
 報告は昨日の江東区役所申し入れ行動について。結集は59名と報告されたが、「もっと多かったみたい」。初めのうち、工事課は「こんなに大勢でこられても話はできない。代表で来てください。仕事の支障になる」の一点張りだったが、竪川公園の仲間を中心に「ちゃんと話し合いに応じるよう」ねばった結果、「話し合いはする」というふうに変わっていった。全都の仲間が応援してくれた成果だ、との報告であった。
 提起は、明日の共同炊事と夕飯のあと、今後の取り組みについて寄り合いをするので、みんな残ってほしいということだった。

 夕飯を一緒に食べたあと、ブルーシートやベンチで話し合う「まったりとした」時間。「集約しようって声がかけづらいなあ」とつぶやく1コマも。遅れてきた仲間に、取っておいたパックを差し出して「これ食ってきなよ」という風景もあり。こういう仲間同士の関係を作りながら、都に向かっていこうというのが、今回の行動の主要な課題であることを実感した。
 集約では、明日も午後5時から共同炊事、その後寄り合い、8/28(月)の朝8時に「ナイアガラの滝」に集まり、都庁に対する抗議ビラまきをすることを確認。

配布されたビラを読む
posted by 全都実 at 21:57| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006.8.22(火)都庁前行動の報告

8/22:行動2日目 都庁行動ドキュメント

8:30 都庁前に集まって抗議情宣。

 約80名が結集し、ビラ(末尾に転載)を配布。前日の報告と重複するところもありますが、現場の怒りの雰囲気を察してください。都庁側からは何も反応なし。

9:30 情宣を終えて「ナイアガラの滝」前広場に移る。

 「ナイアガラの滝」前広場には、「この場所を無断で占有することを禁じます」との「公園事務所」名の立て札が立っていた。
 皆で朝飯を食ったあと、夕方の共同炊事までの間に、ガードマン4人、警察3人、公園管理事務所7人が現れる。「どちらさんですか」と聞くと「公園管理事務所です。立て札を見ましたか。こういうことを継続されては困ります」。皆が抗議をすると、「通告しましたから」と言って、あとは遠巻きに皆の作業を見ている。

17:00 前日同様、山谷で飯を炊いてきて、皆でサラダを作り、夕飯。

立て札 P060822a.jpg 監視職員 P060822b.jpg

配布されたビラを読む
posted by 全都実 at 00:08| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月22日

2006.8.21(月)都庁前行動の報告

8/21:行動初日 都庁行動ドキュメント

中身を読む
posted by 全都実 at 21:29| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006.8.21(月)東京都庁前の連続行動開始!

「ホームレス地域生活移行支援事業」(三千円アパート事業)を巡って、8/9、公園の会と全都実(準)は東京都に要求書を提出しました。それに対する誠意ある回答を求めて、都内各地の野宿者が都庁前に集まり、8/21(月)から連続行動に入りました。
 私たちの主張の主旨を以下のようなビラにまとめ、都庁前で配布しました。

<転載>
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ホームレス地域生活移行支援事業に異議あり!
人を排除し、路上死を強いる東京都。本当に支援事業と言えるのでしょうか?

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posted by 全都実 at 21:13| 対東京都連続行動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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